パソコン製品は全般的に熱に弱く、温度管理に細心の注意を払う必要があります。
特に日本列島の夏場は、外気温が非常に高くなります。地球温暖化の影響からか、近年ではひと際外気温が高い日が続いており、パソコン製品にとってはシビアな時代です。ひと昔前であれば、太陽が落ちた夕方以降の時間帯であれば気温が下がりました。夕立が毎日あったり、夜になれば気温が落ち着きましたが、今日では早朝から深夜まで時間帯にかかわらず気温が高めです。
熱帯夜が続く時期もあり、温度管理を万全の体制で進めなければ、パソコンのパフォーマンスが大幅に低下します。技術革新によって今現在市販されているパソコンには、高品質なCPUファンが設置されています。外気温が上がっても、ある程度のレベルまでならパソコン本体が自動的に冷却し、内部の部品を保護するので大丈夫です。ただ真夏日が連日連夜続く時は許容範囲を超えますので、夏季は特に温度管理を毎日続け、一定のレベルを超えたらエアコンを迷わずフル稼働しましょう。
温度管理をリアルタイムで続けておけば、エアコンの温度を環境に合わせて適切にコントロールする事が出来ます。個人宅や個人のオフィスでは大企業の職場のように、連日連夜フル稼働させることは経済的に難しいですが、デジタル温度計やCPUの温度を調べられるソフトなどを活用すれば、危険な高温状態に近づいた時のみ、エアコンをフル稼働して対応できます。反対に夏季でも、比較的気温が低い時期であれば臨機応変にエアコンの温度を上げ、パソコンの安全管理をしながら同時に光熱費の節約が実践できます。