家庭や病院、保健室にある体温計や、室内の温度や料理にも使用する温度計ですが、最近ではスマートウオッチや他のスマートデバイスで体温や温度が測れるようになりました。

昔の温度計は水銀をつかって温度の計測をしていましたが、水銀が危険物であることもあり、現在では２種類の金属を使ったケーブル使って流れる電気量で熱電計測機や、赤外線温度計等が開発されています。赤外線温度計の仕組みは、その名の通り赤外線のセンサーを利用するものです。具体的には赤外線センサーを受け取り、それを元として温度を計算する、という仕組みです。

制度は高いのですが、計測をしたいもの以外の物体の赤外線も受け取ってしまうことがあるため、周りの環境に影響されやすい難点もあります。また熱電計測は熱起電力を利用したものになります。こちらも制度が高く体温よりもより高い温度の計測によく使われています。

IoT技術が発達し、スマートデバイスでも計測ができたり、赤外線で測った温度をスマートフォンやタブレットに送るといった技術もあります。ヘルスケア商品として売られているスマートデバイスでは、こめかみに当てるだけでセンサーが瞬時に体温を測り、アプリにも繋げて健康管理をすることができます。また一般家庭でも使えるスマートデバイスの温度計として、Bluetoothで温度を測ることができるものもあります。こちらはBluetoothを使用して家の中の温度を測れるデバイスのため家にペットや子供がいる家庭で室内の温度をモニターすることができ、また体温を観察することもできます。